Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
「身体、大丈夫?」
そう尋ねてきた長内の声は穏やかだ。
「ん・・・チョット厳しいかも。」
掠れた声でそう答えたら、苦笑いする彼の表情が見えた。
「杏さん、あんまり・・・慣れてない?」
ズバリ当てられてドキッとする。
(やっぱりバレちゃうか・・・)
「う・・・ん、そうだ、ね、」
うつ伏せ、口ごもると背中を撫でられた。
「なんか、嬉しい。他の男に染められてないって感じで。」
「え?」
ゆるゆると身体を起こし、露わになる胸元をシーツを手繰り寄せ隠す。
「嫌じゃないの・・・慣れてない人って、めんどくさいんじゃないの?」
そう、尋ね返した。