Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜

「え!?会社で!?」

「そう。偶然だったんだけど。それで、部長が黙っててくれるならなんでも協力してくれるって言う話になって。」

少しだけ赤い顔をした長内が、杏をみて微笑んだ。

「”僕は宣伝企画課の篠宮 杏さんが好きなんです。仲を取り持ってください”ってお願いしたんだ。
神永さんと杏さんが仲良い事を知ってたし、何とかしてもらえたらいいな、くらいの感じで。」

まさか、そんな。

自分の方が勝手に好きになっていただけだと思っていた。


< 62 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop