Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜

「杏さんが俺に優しいから、俺も貴女に優しく出来る。
喜ばせてくれるから、喜ばせてあげられる。
ただ好きって気持ちだけじゃないんだ。
愛おしい、相手を思う気持ちがそうさせるんだよ。」

ひょい、と小さな杏を抱き上げる。高いところから見下ろす長内の表情はとても穏やかな笑顔だった。


「若造の俺が言うと、信用がないかもだけど。
大切にしたいから…杏さんのこと。貴女は俺の宝物なんだ。だから、だから…ずっと側に居て。」

もう、涙でぐちゃぐちゃだった。

こんな言葉、初めてだ。
まるで…プロポーズ。
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