Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
そっと視線を上げると。
嬉しそうに笑う藍が居て。
「いいじゃん。杏は幼く見えるからちょうど良いんじゃない?
ほら、自分の幸せ考えて動いたら良いことあったでしょ?」
そんな風に言ってくれる藍がだいすきだ。
「こんどは藍ちゃんの馴れ初めとか話してもらうんだから。」
言い返して笑った。
自分のことじゃないのに、幸せって思える親友の恋。
「でもまぁ、こう言っちゃなんだけど、長内くんってもてそうだよね。頑張れ、杏。」
「それ言う?あたしもそこすっごく心配なんだぁ・・・。ライバルとかたくさんいそうで・・・。」
始業までの30分、コイバナは尽きなかった。