Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
「俺とあいつじゃパッと見、チグハグな感じしない?」
そう言われ、確かに、と思う。
片や金髪に近い茶髪の厳ついイメージで。
もう片方は真っ黒、漆黒で柔らかなイメージ。
対象的に見える。
「昔さ、拓海も俺も、手がつけらんねぇくらいワルだったんだよ。」
にわかに信じられない内容だった。
「やりたい放題やってさ、親も放置するくらいでさぁ。何かっちゃあ喧嘩でさ。
タッパがある分、いつも勝つのは俺らで。」
「お・・・長内くんが?」
「そだよ。見えねぇだろ?今の拓海から想像できねぇもんな。」
彼の言葉を信じられない気持ちで聞いていた。
けれど。
その目は嘘をついていない。