恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「えっ?何で…前のアパートは?」
驚いたように言う大輝。

「女の一人暮らしは、色々と危ないからって親切なオーナーが…ってそれは、いいの」

「助けてくれてありがとう。私…帰るから」
そう言い慌てて近くにあったカバンを取り立ち上がった。

朝帰りの上に元カレの家だなんて…ありえない。

だが、
「おい、待てよ!
ちょっと俺の話も聞いてくれ!!」
そう言い腕を引っ張られ止められる。

話…?

私にもう何を話があるって言うのよ!?

「離して。
私は、もう話すことなんて無いわ」

「彼女とは、すでに別れてる!!」

「…えっ?」

その言葉に驚いて立ち止まった。

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