恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「結花。
もう一度俺達やり直さないか!?
今度は、絶対に結花を傷つけない。もっと大事にするから」

大輝の突然の言葉に動揺をしてしまう結花。

酷い…今さらそんなこと言わないでよ!!
私は、ずっと…傷つきながらも待ってたのに。

「私は…」

何かを言いかけるが途中で止めて走って部屋から出て行く。

「結花!!」

名前を呼ばないで…昔みたいに。
涙が溢れてくる。

私は…別れても何処かで謝りに来るのを待っていた。
臆病になりながらも…心の中で、ずっと

でも、あの喫茶店に入ってオーナーに初めて会って
やっと吹っ切れると思ってたのに…

「大輝の…馬鹿…」

思い出させないでよ…

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