恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
なのに
「そっか。無事なら良かったけど、気をつけるんだよ!
ご飯は、食べた?」
「あ、えっと…まだです」
「テーブルに作って置いてあるから食べるといいよ!」
そう言いニコッと笑顔で言ってくれる。
ズキッと心が痛む。
私は、嘘をついたのにオーナーは、素直に信じてくれた。
怒る所か朝食の心配までしてくれて…
「あ、ありがとうございます。着替えたらいただきますね」
頭を下げるとそのまま中に入って行く結花。
そんな優しいオーナーに私は、嘘をついてしまった!
しかも、元カレの大輝と会ってしまうなんて…本当に最低だ!!
自分のしたことの罪悪感と気持ちが入り混じり余計頭がゴチャゴチャになってしまい…
余計涙が溢れてきた。
「…オーナー…ごめんなさい」