恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
しばらく涙を流した後、着替えると里緒に電話をする。
『さぁ、どう言うことか話してくれるわよね?私すごーく心配したんだから』
(うわぁ…怒ってるな。やっぱり)
「…ごめんなさい。
実は…」
そう言い大輝のことを全て話した。
『はぁっ!?
自分から二股かけておいて…なんて図々しい男ね!!
それで、あんたまさか…』
「違う、何も無かったわよ!!
無かったけど…オーナーに嘘ついちゃった」
だから余計気まずくなってしまう。
罪悪感やらで…
「まぁ、仕方がないわよ!別に言わなくてもいいんじゃない?
何かあった訳じゃ無いんだし」
確かに何も無かった。
無かったけど…
「本当に…正直に言わなくていいのかしら?」
嘘をついたままで…過ごしても
いくらオーナーに問い詰められ無かったにしろ