恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
制服に着替え鏡を見ながら自分の顔を確認する。
「あ、まだ顔が赤い…」
里緒の言葉に自分が動揺しているのが分かり戸惑う結花。
(里緒が変なこと言うから余計変に意識しちゃうじゃない)
お店の所に行くとお客が入ってきた。
「いらっしゃいませー」
「あっちー
瀬良ー取りあえずビールくれ!」
突然入って来るなりオーナーを呼びつける男性。
突然の態度に結花は、戸惑ってると
「太一
ココは、居酒屋じゃないぞ?」
オーナーが呆れたように返事をする。
もしかしなくても知り合い…?
「でも、あるじゃん。ビール」
ニヤリと男性が笑うとオーナーは、溜め息混じりに缶ビールと冷えたコップを出した。
(あるんだ…ビール)
「ぷっはーやっぱり暑い時は、ビールだな!うめ~」
ビールを飲みながら言う男性。