恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「……。」
確かにそのつもりで大学に行った。

結局早苗さんって言う人のせいで、まともに話し合いも出来なかったけど…。

「俺に会いに来てくれたってことは、少しは…前向きに考えてくれるってことだよね?」

「いや、そう言う意味じゃ無くて…私は、ただ…」
そう言おうとしたら

「結花ちゃん。
その人知り合い?」
オーナーが不思議そうに訊ねてきた。

ハッ!!

まずい…この状態だとオーナーに勘違いされちゃう

「だ、大輝…向こうで話しましょう?」
慌ててそう言いかけると

「俺あの時、また泣かせたと思ってすげぇー後悔したんだ。
でも、結花が会いに来てくれて嬉しかった。早苗さんとは、もう関係ないから…やり直そう!!」
大輝は、大胆に告白をしてくる。

「……。」

(大輝の馬鹿
何で今、それを言うのよ!?)

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