恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「…私は、そんな気なんてないわ
だから、もう二度と会わない」
思いを伝える結花

「…分かった」

大輝は、落ち込みながらお店を出て行く。
その姿は、可哀相になっていく。

でも、私達は…確かに終わったのだ。
もう後戻りは、出来ないの

しばらくボー然としていたが、ハッと気づく。

慌ててオーナーを見ると気にしない様子で注文の料理を作っていた。

「……。」

絶対に聞かれてしまっただろう。

私が嘘を言ってしまったことに…

(どうしょう…何を言っても言い訳にしか聞こえない)

隠すつもりだった分、余計気まずい雰囲気になる。

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