恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

ずいぶんと長年付き合ってるんだな…とある意味感心する結花。
でも…彼の気持ちを理解出来ない訳じゃない。

「その気持ち分かります。好きだからこそ、どうしても慎重になって…言い出しにくくなりますよね」
そう告げると

「君よく分かってんじゃん!!」
手を握られ訴えかけられる。

「まぁ…」
だが、すぐにオーナーの手で引き剥がされてしまった。

「太一…引っ付き過ぎ」

「何だよ…瀬良
いいじゃん。気持ちを分かり合える子が居たのに」

「オーナー…?」
驚きながらオーナーの名を呼ぶ結花。

そうしたらニコッと私を見るなり
「結花ちゃんは、向こうに行っててくれるかな?こいつと話があるから」
そう言われてしまう。

「…はぁ…?」

「あーいいって
俺がお邪魔だからサッサと退散するわ」
ニヤニヤ笑いながら結花とオーナーを見る太一。

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