恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「え、でも話しがあったんじゃあ…?」
「いいの、いいの。
いいもん見れたし…じゃあな。瀬良」
ニヤニヤしながら帰って行く太一
「まったく…」
呆れたように溜め息を吐くオーナーを見ながらまったく意味が分からない結花は、首を傾げた。
「あのオーナー…何だかお邪魔してすみませんでした」
意味が分からなかったが一応謝ることにする。
そうするとチラッと結花を見るなりオーナーは、
「結花ちゃんって鈍感とか警戒心が足りないとか言われない?」
「…はい?」
(何気に失礼なことを言われたような気がするが…気のせいかな?)
「いや…こっちの話。ごめん…嫌な思いさせて
それより今夜空いてる?」
(…?)
「はい。終わったら夕食の買い物して帰るだけですから特には、何もありませんが…?」