恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
なるほど…
どちらにしてもこの女の子に合う名前だと思う結花。
「雪奈ちゃんでも可愛い名前ですよねぇ~よろしくね。
結花お姉ちゃんでちゅよ~」
そう言いながら手を握ると
「…うっ~」と言いながらも小さな手でギュッと握り返してくれた。
やっぱり凄く可愛い。
何だか杏奈さんが羨ましくなるぐらいに。
「それより、義姉さん。その大量の荷物は…何?」
オーナーが疑問のように訊ねる。
「あぁ、これ…?
実は…」
フフッと笑う杏奈。
『……。』
もしやこの展開って…
「しばらくの間、雪奈と優樹を預かってくれないかしら?
急な仕事で海外に行かないといけなくて…」
(やっぱり…)
何となくそうだろうと思っていた。
チラッとオーナーを見るとオーナーも同じ意見だったらしい。
結局しばらくの間だけ2人を預かる事になった私達。
しかし、優樹君は…すでに慣れてるとしても私は、赤ちゃんの世話をした事が無い。