恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「そう。それならメシでも食べに行かない?1人だけじゃ味気ないし」
思わぬオーナーのお誘いに驚く結花。
でも、凄く嬉しかったので、すぐに承諾する。
お店を片付けるとオーナーが連れて行ってくれたのは、一軒の居酒屋だった。
「ごめん。女の子ならお洒落なお店とかが良かったよね?
俺そう言うの慣れて無いから知らないんだよね」
苦笑いしながら謝られる。
「いえ、私も居酒屋とか好きなので平気ですよ。居酒屋の料理って何気に美味しいですよねぇ~お酒も飲めますし」
実際に里緒や他の友人と飲みに行ったらするので慣れている結花。
(でも、意外…オーナーなら女性と食事するの慣れてると思ってたわ)
意外な真実に驚きながらも少し嬉しくなる。
それは、彼が女慣れしていないと言う意味だからだ。
(まぁ、私の手前…そう言ってるだけかも知れないけど)