恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
いや…大学で習ったけど、人形だったし
本物の赤ちゃんじゃ無い。
(上手くお世話出来るかしら?)
何だか不安な気持ちになってくる。
杏奈が雪奈を連れて来たのは、春になってからなので…首は、すでに座っていた。
でも、ふにゃふにゃなのは、変わらない。
「本物の赤ちゃんって…壊れそうなぐらい小さいから抱っこするだけでも緊張するわね」
恐る恐るあやしていると
優樹は、ひょっこり顔を出す。
「結花お姉ちゃん…ビビってる」
(うっ…バレてる)
「こら、優樹。
あんまり結花をからかったらダメだぞ?」
そう言いオーナーが注意してくれた。
「はーい」
そうしたら
急に雪奈がぐずりだす。
「ふぇぇ…っ…おぎゃああ…」
「えっ!?
どうしたの?雪奈ちゃん…抱き方が悪かったのかな!?」
オロオロとしてしまう結花。