恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「暑いって…」
呆れながら優樹の髪を拭いてあげてるオーナー。

「……。」
驚きを隠せない結花。

後で聞いてみると付き合っていた時からそうだったらしい。

杏奈の度胸にも驚かされたが、何より付き合ってた時からそんな光景を見せられたら

意識しない方が難しいかも…。

(綺麗な上に色っぽいしな。杏奈さん)

「結花?
もしかして…まだ気にしてるの?俺と義姉さんの事…」

ドキッ

「あの…少しだけ…」
オロオロしながら答えた。

本当は、私だって気にしたく無いのに。

そうしたらハァッ…と溜め息を吐かれる。

ズキッと心が痛む。

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