恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「部屋が余ってるから自由に使ったらいいし、家賃もタダ。
暗くなると心配だったし、女の子の一人暮らしだと色々と物騒だしね」
「え、でも…それだとオーナーに迷惑かけるんじゃあ!?」
(それに、オーナーと一緒にす…住むなんて私の心臓が保たないし)
だがオーナーは、気にしない様子で
「いや、別に。
プライベートは、ちゃんと分けるようにするし。君が良かったら…どうかな?」
ニコニコしながらそう訊ねてくる。
結花の頭の中は、パニックになっていた。
(せっかくの厚意を受け入れるべき?
いや…でも、オーナーと同居だなんて…恥ずかし過ぎるし)
「結花ちゃん?」
「は、はい。
よろしくお願いします!!」
思わず返事をしてしまう。
「良かった。じゃあ、決まりだね!」