恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
(決まり!?
いやいや、でも…えっ?)
「オーナー。それは、いくら何でも…」
「どうして?
もしかして俺と同居するの嫌?」
少し悲しそうな表情をする。
「いえ、とんでもございません。よろしくお願いします!」
慌てて頭を下げる結花。
「そんなにかしこまる必要ないよ。気楽においで
あ、ちなみにオーナーって他人行儀みたいだから、これから名前で呼んでいいから」
「な、名前ですか!?でも…」
さすがにそれは、まずい気がする。
「大丈夫、大丈夫
ほら、呼んでごらん?」
(えぇっ!?)
「…せ…瀬良…さん」
顔が真っ赤になってしまう結花。
「う~ん。まぁ、良しとするかな。
じゃあ、荷物とか近々運んでおいてね。
よろしく、結花ちゃん」
そう笑顔で言うオーナーだった。