恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「とにかく、何かあったらすぐに私に教えてね。絶対よ!」

「教えてって…まぁ、はいはい」
適当に返事をするが、里緒の場合面白がってるだけだと思う結花。

(どうしょう…同居か)

里緒の一言のせいで余計意識をしてしまう。

引っ越しは、土曜日にやることになったが、どうしても受けたい講義があったため午前中だけ大学に行くことにした。

荷物は、引っ越しセンターに頼んだが、もし間に合わなかったらと受け渡しをオーナーに代わりに頼む。

申し訳ない気持ちになる結花だったがベテランの保育士の話を聞けるチャンスが、なかなか無く引っ越しセンターの都合が重なったためだ。

土曜当日。

焦らす気持ちのまま少し遅くなった講義を終わらせ急いで喫茶店に向かう。

「もう来ちゃっただろうな
急がなくちゃあ…」

まだ不安や緊張で、どうオーナーと向き合ったらいいか分からない。

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