恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
そうこうする内に喫茶店に着いてしまった。
慌てて喫茶店の中に入る結花。
「すみません。
遅くなりました」
「お帰り結花ちゃん。荷物さっき届いたよ!適当な場所に置いてもらったけど、動かしたかったら手伝うから」
「いえ、大丈夫です。すみません…何から何まで」
優しく言ってくれるオーナーに申し訳なく思う。
「何これぐらい大したことないよ。
それよりお昼まだだろ?
もうすぐ出来るから悪いんだけど…優樹起こしてくれないかな?」
(えっ?)
「優樹君来てるんですか…?」
「うん。今朝義姉さんが急に出張が出来たから3日まで預かってくれって頼まれてね。
さっきプールに行って来たばかりでリビングの方で寝てるから」
「はい。分かりました」
(優樹君が居るなら心強いかも)
内心ホッとする結花。