恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
何だか夢心地な気分になる結花。
「はい。おやすみなさい」
慌ててそう返事をするとリビングを出た。
まだ心臓の鼓動が鳴り止まない。
あんな風に微笑まれたら女ならイチコロだ!
部屋に戻ってもその笑顔が忘れられずなかなか寝付けない。
ゴロゴロベッドで転がりながら考えていた。
(もし…オーナーと結婚したら)
想像するだけでも幸せな毎日だろう。
カッコよくて料理上手で子供の面倒も上手い。
文句1つも無い。
でも、それは…夢のまた夢。
オーナーが自分を好きになってくれるとは限らない。
だから余計憧れるのかも知れない。
叶わないかも知れないけど…憧れる恋。
そんなことを悶々と考えながら眠ってしまった。
翌朝
目覚ましを見て驚いてしまう。
「嘘~遅刻だわ!!?」