恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「それで、お弁当を作ってくれた訳?」

「うん。お腹ペコペコになる所だったから助かっちゃった…情けないけど」

今は、講義前にこっそりお弁当を食べてる所だ。
すぐに食べやすいようにサンドイッチとは…

(さすが、オーナー気が利く)

「オーナーっていいお嫁さんになりそうよねぇ~」

「普通そこは、お婿さんの間違いじゃない?お嫁って…」
呆れながら言うと里緒は、

「冗談よ!冗談。でも、旦那にしたら最高よね。
付き合っちゃえばいいのに」

「……。」
それが出来たら苦労は、しない。

ハァ…妄想だけなら彼氏や旦那にでも出来るのに
現実は、なかなか難しいわよね。

そう思いながらサンドイッチを頬張った。

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