恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「チャンスと言ってもねぇ~」
どうしたらいいか分からないし
「何なら夜這いしちゃうとか?」
「里緒…私は、肉食女子じゃないわよ!
そんなの無理」
「知ってるわよ。冗談よ…冗談。
でも、オーナーも何を考えてるのかしらね?
女性を一緒の家に住まわすなんて」
「普通そこまでやらないわよ?
世話好きな老夫婦や年配夫婦ならあるかも知れないけど」
そう里緒に言われ思わず納得してしまう。
確かに普通そこまでしてくれるオーナーなんていない。
少しは、私でも見込みがあるってことだろうか…?
それとも最初から恋愛対象外にされてて安心だからだろうか?
「もしかして…」
「何?」
里緒の言葉に耳を傾けると
「誰か他に好きな人が居るとか…?」
その言葉にショックを受ける。