恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
(オーナーが好きな人…)
そうなって欲しくない。
でも、もしかしてそうかも…と思う自分がいる結花。
青ざめてる姿を見て里緒は、慌てて
「言っておくけど勝手な推測だからね?本気にしないでよ…」
慌てて忠告する里緒だったが結花の頭は、真っ白だった。
大学から帰る時もずっとそれが頭の中をグルグル回っていた。
(もしそうなら私は、諦めた方がいいのかな…?)
だが、本当なのかどうかも分からない。
でも…
その瞬間
ポンッと背中を叩かれた。
ビクッ
「キャアッ!?」
「あ、悪い。
驚かすつもりは、無かったんだけど」
そう言って謝ってきた相手は、織田太一だった。