恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

テーブルを片付けてキッチンに戻ったオーナーにそれとなく聞いてみた。

「凄い修羅場でしたね…」

「そうだね。
まぁ、不倫なら仕方がない光景だろうね」

「…オーナーは、不倫とか…どう言う風に見ていますか?」

心臓がドキドキ鳴っている。

「う~ん。俺だったら、他人の幸せを壊してまで自分が幸せになろうとは、思わないかな」

その言葉を聞いた時ホッとする。
(良かった…オーナーがまともな人で)

少なくてもオーナーは、不倫をよく思っていない。
結花にとったら救いの言葉だった。

「そうですよね…奥さんを大事にしないといけませんよね」
結花は、そう言うと仕事に戻って行く。
ただスッキリとは、してないけど…。

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