恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
太一が結花に気づくと泣きつくように
「結花ちゃんからもお願いしてくれないか?俺らの結婚式」
「け、結婚式!?」
驚いてしまう。
「実は…」
太一の説明によると
太一と隣りに座っている彼女・愛美との結婚が決まった。
その挙式場をこのお店『SERA』でやりたいと言うことだった。
「結婚おめでとうございます。
素敵ですね…そのアイデア」
「だろう?
親友の瀬良のお店で俺らの結婚式をやる…すげぇ~サプライズ演出だと思う訳」
自信満々と言う太一。
だが、オーナーは
「お前の場合ただ俺の料理を食いたいだけだろ!」とツッコミ入れられる。
「な、そんな訳ねーだろ!!
ただ…お前がお店を継いで俺らも思い出があるからだな…」
必死に弁解する太一に彼女が
「太一。もういいわよ…さすがに皆さんの迷惑になりたくないもの」
そう言い止めた。
アイデアは、凄くいいと思うのに…何だか自分も出来ないかと考える結花。