恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「雅樹君。優樹の面倒を見てくれてありがとう。えっと…それと」
「あ、新人の有森結花です」
「結花ちゃんね。
私は、優樹の母親の杏奈です。今日は、ありがとう」
ニコッと微笑まれ頬が赤くなってしまう結花。
(うわぁ…挨拶されちゃった)
「それより、義姉さん。その荷物は、何?」
疑問を思ったことを訊ねるオーナー。
手には、いくつもの荷物を持っている。
「えっ?あぁ早く打ち合わせを終わらせて子供用バーゲンに言って来たの」
ニコニコしながら嬉しそうに荷物を見せてきた。
「バーゲンって…」
呆れたような顔をするオーナー。
結花も唖然としてしまう。
(えっ?どう言うこと??)
「ママ荷物いっぱいだねぇ~」
「そうよ。これでしばらく服に困らないわ」
困らないって…
「相変わらずだね。
義姉さんは…」
そう言いながら苦笑いするオーナーを見て状況を掴めない結花は、
「あの…これは、一体?」