恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

横で里緒がこっそり
「ほら、見なさい。だから言ったのに」と言われてしまう。

「……。」
何も言い訳が出来ない。

チラッと大輝を見ると他の男性に

「あれ?お前ら知り合いなの?」
質問をされていた。

ドキッと心臓が高鳴る。
もう終わったはずなのに…。

「いや、たまたま地元の子が居て驚いただけ…」

「マジ?えっ…まさか元カノとか?」
からかって言う男性の言葉に

ドキッとしてしまう。
なのに、大輝は

「いや…ただのクラスメートだよ!高校の時の」
そう否定される。

正直胸に突き刺さるような気分になった。
確かに私と大輝は、すでに終わってる関係だけど…

頭が真っ白になり自分でもどうしたらいいか分からなくなる。

< 94 / 220 >

この作品をシェア

pagetop