恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

何故私は、大輝の部屋に来ているのだろうか?

頭の中を必死に思い出す。
確か気分が悪くなって里緒を待っていたら大輝が来て…その後は…

ハッと思い身だしなみをチェックする。

(良かった…ちゃんと着てる)

思わずホッと胸を撫で下ろす。
そうしたら大輝が入ってきた。

「あ、やっと気づいたか?結花」

ドキッ

「だ、大輝…」

「まったく…途中で気絶するし、教えた住所が喫茶店の前だから訳が分からなくて…結局俺の部屋に運んだんだぞ!」

(それでか…)
なるほどと納得する結花。

「迷惑かけて…ごめんなさい。
今、バイト先で居候になってるの」

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