月のうさぎ~寒がりな天使~


迎えに来た小谷さんは、胸の大きく開いた服を着ていた。



俺は、龍平の健闘を祈りながら、2人に手を振った。



「・・・俺、何やってんだぁ…」



俺は一人で日本酒を飲み、ため息をついた。



一人の酒はうまくない。


半分以上残した日本酒。




俺は店を出た。



いい具合に酔っ払った俺は、駅とは逆の方向へ歩く。



見上げた夜空には薄っぺらい三日月が浮かんでいた。





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