月のうさぎ~寒がりな天使~



空港にはいろんなドラマがある。



いろんな場所でさまざまな出逢いと別れがある。




俺は有希子の重い鞄を持って、搭乗口へ向かう。


だんだん寂しくなってきて、2人とも言葉がなかった。




「有希子、これプレゼント。」




俺の手渡したプレゼントに目を潤ませた。




「中身は飛行機の中で見て。」



「ありがとう。楽しみ。・・・くちゅんっ!!」




またくしゃみをした有希子は、今日も薄着をしていた。




< 42 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop