インナーラブ~恋の相手はイケメン上司~
パーティー前日の夜、突然家に由香がやってきた。
あんまりうまく行っていない彼氏と喧嘩でもしたのかと思って、玄関を開けた。
由香はニヤニヤと笑いながら、私に銀色の紙袋を手渡した。
「明日でしょ!パーティー!これ、プレゼント。」
その中には、紫色のインナーが入っていた。
紫色に、黒いラインの入ったセクシーなインナーは、肌触りが最高で、私は思わずぎゅっとその下着を抱きしめた。
「荒海さんの好み、調べといたよ!彼、紫色が好きらしいよ。あんた、いつもの黒ワンピで行くつもりでしょ?中にコレ着て、ちょっとセクシーに行きなさい!」
私は由香の胸におでこを当てて、お礼を言った。
辛い恋愛をしている親友からの驚きのプレゼントだった。
全身が映る大きな鏡の前に立つ私に、由香は興奮気味に言った。
「すごい似合ってるよ!荒海さんくらい大人を落とすには、お色気作戦も使わないとだめだよ!」