坂道~君への言葉~
璃斗side
『おい、待てよ!!!!!!!潤!!!!!!!!!!』
俺は、君への言葉をまちがえたのだろうか。
いつも泣いていた君に送る言葉。
離れていた10年間。ずっと、考えていたんだ。
どうしたら、潤を幸せにできるのか、
そんなことばかり考えてた時もあったな。
…てか、あいつ。俺の事女だと思っていやがった。
くそ。あいつが俺の事恋愛対象として見てなかったって
言ってるようなもんじゃねぇか。
まあ、いい。
恋愛対象として見てなかったのは昔の話。
振り向かせてやろうじゃねぇか。
俺の事しか考えらんねぇように。
俺の事ばっかで、悲しいことなんて霞んで見えるように。
君の笑顔が間近で見えるように。