聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
でも、私が大介を好きになってしまうのに、10分もかからなかった。
話が面白く、社長の息子だなんてことを感じさせない人だった。
そして、私が惚れちゃった一番の理由。
「お前ってさぁ」
「ばかだろ!!」
初めて話すのに、ちょっと偉そうで・・・
でも、それが全然イヤミじゃなくって・・・
牛丼を食べながら、何度も私の頭を叩いた。
仕事の話は一切しないで、楽しい話をしてくれた。
好きになっちゃいけないとわかっているのに、もう止めることはできなかった。