聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
2人の姿を見て、
今、心の中でまだ迷っていた気持ちが固まった。
大介は今夜は帰らないと言っていた。
半同棲状態だった大介の部屋に戻り、自分の荷物を段ボールに詰めた。
社長の息子なのに、2LDKの普通のマンションに住んでいる大介。
そんなところも好きだった。
夜の8時から始まる近所のスーパーの半額セールが好きだった大介。
そんなあなたが、本当に好きだったよ。
私が作った料理をいつもけなしてばかりなのに、残したことがなかった。