聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~


大介のいない毎日は、とてもシンプルで、ただのまっすぐな道のようだった。



信号もない、曲がり角もない、石もない、ただのまっすぐな道。




雨も降らず、雪も降らず、風もない。



たんたんとその道を歩いていけば、その先に、幸せが待っているの?




会いたいという気持ちを、押し殺し、ただ、生きるしかなかった。



時間が解決してくれるまで、私はただ、生きるしかない。





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