聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
「いらっしゃいませ!」
迎えてくれた女性の笑顔に、ホッとした。
最近、買い物もしていなかった。
自分の為に何か買うことすら、忘れていた。
大介はよく下着をプレゼントしてくれた。
セクシーな下着を選ぶ俺様な大介も、腹巻を選ぶ甘えん坊な大介も・・・どっちも大好きだったな。
大介との思い出だらけの下着しか持っていない私。
ちょっと奮発して、自分の為に下着を買ってみよう。
「これ、おすすめですよ!!」
白のレースの入った黒い下着は、クリスマスにぴったりで、寂しいクリスマスを過ごす私の心をきっと癒してくれるだろう。