聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~



「プレゼント用にしてください!」



私は、自分へのクリスマスプレゼントを買った。



店を出ようとした時だった。



ふと目に止まったディスプレイ。




お洒落下着と、あったか腹巻。


私は、立ち止まり、その腹巻に触れた。




「ふわふわだぁ・・・」



寒がりな大介のお腹に、かわいい腹巻を見つけた日のことを今でもよく覚えている。


体調管理にも完璧な大介は、腹巻を巻いて寝る。



腹巻なんて、小さい頃から使ったことのなかった私。




そんな私が、大介と付き合いだしてから、毎年冬になると腹巻を愛用していた。







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