聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
会社では完璧な大介も私の前ではいろんな顔を見せてくれる。
いつもは俺様なのに時々甘える大介。
腹巻をお腹の上の方まで上げる姿がかわいかった。
そんなかわいい一面を知っているのは私だけだった。
「すいません。これも・・・プレゼント用に包んでもらえますか?」
ふわふわの腹巻も、自分へのプレゼントにしよう。
やっぱり何か残したい。
大介を愛したこと。
大介のおかげで知った腹巻の気持ち良さ。
大介と付き合ってから変わった自分を、これからも残したい。
その日は、ルンルンした気分だった。
自分にプレゼントを買ったことで、何か一歩進めた気がした。