聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
「うぜーんだよ!」
今朝も、こんな寝言を言いながら目覚める大介。
昨夜は、接待で深夜までお酒を飲んでいた。
「大丈夫?」
私が、大介のおでこに手を乗せると、大介はその手を払いのける。
「あ~まじで、うぜー!!」
仕事に関しては、手を抜かない人。
どんなに酔っ払っても、翌日まで引きずらない。
どんなにしんどくても、仕事に穴を開けるようなことはしない。
大介のそんな男らしさが好きだった。