聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
長かった。
何度も諦めようとして、でも・・・できなくて。
出会ってしまったことを、何度も後悔したけど、やっぱり大介に出会えたことは私にとって、かけがえのない宝物だった。
大介を想って、別れを決めたけど・・・
毎日大介を探していた。
眠っていても、夢の中には大介しか出てこなかった。
一生大介と一緒にいたいってやっぱり思ってしまう毎日だった。
涙ぐむ私の頭をコツンと叩く。
ニヤっと笑った大介が私を、社長に紹介した。
社長は、ため息をついた後、呆れたように言った。
「お前には負けたよ。こんな息子ですが、よろしく。」