聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~
「もう一度、言うよ。瑛子、俺と結婚してください!」
「はい!!」
観覧車が傾いてしまうんじゃないかと心配になるくらい・・・
大介が私に体を預けた。
「愛してる・・・もう堂々としていいんだよ。」
右手を観覧車の窓にくっつけて、左手で頬に触れた。
観覧車が一番上に来た時に、大介がキスをした。
何度もキスをしてきたけど、こんなに嬉しいキスは初めてだった。
もう怯えなくていい。
もう終わりを想像しなくていい。
私達にあるのは、明るく輝いた未来だけ・・・