お姫様と7人の王子
「あら、ウタお帰りー。
女の子?」
家のような所から声が聞こえた。
ハクと同じ狐の耳を持った女の人が立っていた
「ウタのお母様?」
「うん!」
「初めまして!」
「…。
貴方…。名前は?年は?」
ウタのお母様は私の顔を見た瞬間、一瞬にして青ざめていった。
「私は木蓮 結楽、6歳です。」
これでもあのT大に通う女子大生なんだからね!
「もく、れ…ん?
6歳…。
このただならぬ妖気は…
ひ、姫様!姫様しかいないわ!
姫様じゃ!!100年に一度の姫様じゃ!!」