星に願いを



「よし!お母さん帰った!」


ハルくんとの約束までまだ少し時間があった。


空良とは約束の場所で合流することになっていた。



「どうしようかな」


特にすることがない僕は少し早いが先に約束の場所で待っていることにした。



「ハルくんと空良も早く来ないかな」


ワクワクする気持ちを抑えきれずに、こっそりと病室を抜け出した。






この時の俺は何も知らなかったんだ。


何も―…




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