星に願いを



次の日、俺は母さんと一緒に学校へと足を運んだ。


校長室へと連れていかれ、担任の先生を紹介された。



「申し訳ございません。予定より早い転校になってしまって」


「いえいえ。いいんですよ」


母さんと校長が色々話しているのをしばらく横でぼーっと聞いていた。


担任の木下先生につれられ職員室に俺だけ移動し、少し学校の説明を受ける。



「立石くん、病気のことはどうします?クラスの皆さんにお伝えしますか?」


「…いや、黙っときます。空良と…高峰空良くんと同じクラスにしてもらったんで、病気のことは皆に知らさなくて大丈夫です」


「分かりました。何か体に異変や不調を感じたらすぐ言ってくださいね」


「はい。ありがとうございます」


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