星に願いを
「ハルくん!?どうしたの!?」
夏休み最終日、ハルくんが突然家にやって来た。
何ヵ月ぶりだろうか、久しぶりにハルくんの顔を見て驚いた。
「久しぶり」
そう言って笑うハルくんは、今までと雰囲気が違った。
「…体調どう?」
「大丈夫…それよりハルくん、痩せた?」
俺のことを気にかけるハルくんの方が顔色が悪く見える。
何故だか鼓動が激しくなっていく。
不安になる。
「太陽」
「…どうしたの?」
ハルくんの呼び掛けに心臓が激しくバクバクと音を鳴らす。
次のハルくんの言葉に、僕は耳を疑った―…