星に願いを



「お前、お母さん困らしたらあかんやろ!」


そう言って軽く僕の頭を叩いた。



「痛いよ!」


泣きそうな目で訴えるも、ハルくんは笑って話を続ける。



「プール行きたいんかー。でも太陽には無理やな」


残念やな~とまた頭を撫でられる。



「ごめんね。いつも太陽が迷惑かけて」


「いえいえ」


困ったように謝る母さんにハルくんはニコッと笑った。



< 4 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop