少女の2度目
『え...なんですか?』
“重要なこと”と言われては、
さすがにポーカーフェイスの私でも
驚きの表情は浮き出てしまう。
「今後の英語の授業なんだけど...」
『英語ですか...
それがどうかしたんですか?』
英語は私の一番の得意科目で、
テストでは三桁が当たり前だった。
それは小学校5年生から英会話を
習っていたことや、塾での
面白い授業のおかげだと思う。
塾講師の方が遥かに
学校の教師よりも説明が上手かった。
「今日から西内さんのクラスの
英語の先生が...かわります!」
『え!!?どんな人ですか?!
既に春栄館にいる先生ですか?!』
不安が押し寄せた。
「残念ながら、新入りちゃん☆」
もう、最悪だと思った。
私の英語人生が思いやられた。
そんな私の落胆を見据えたのだろう。
こんな励ましの言葉をくれた。
「栗端さんが連れてきた人だから、
きっと良い授業をする人だよ。」
栗端とは、この塾の社長で、
私のクラスは2、3回栗端先生から
社会と英語の授業を受けたことがある。
私的に、栗端先生の授業は
とても分かり易いものではなかった。
『そうだといいんですけど...』
“重要なこと”と言われては、
さすがにポーカーフェイスの私でも
驚きの表情は浮き出てしまう。
「今後の英語の授業なんだけど...」
『英語ですか...
それがどうかしたんですか?』
英語は私の一番の得意科目で、
テストでは三桁が当たり前だった。
それは小学校5年生から英会話を
習っていたことや、塾での
面白い授業のおかげだと思う。
塾講師の方が遥かに
学校の教師よりも説明が上手かった。
「今日から西内さんのクラスの
英語の先生が...かわります!」
『え!!?どんな人ですか?!
既に春栄館にいる先生ですか?!』
不安が押し寄せた。
「残念ながら、新入りちゃん☆」
もう、最悪だと思った。
私の英語人生が思いやられた。
そんな私の落胆を見据えたのだろう。
こんな励ましの言葉をくれた。
「栗端さんが連れてきた人だから、
きっと良い授業をする人だよ。」
栗端とは、この塾の社長で、
私のクラスは2、3回栗端先生から
社会と英語の授業を受けたことがある。
私的に、栗端先生の授業は
とても分かり易いものではなかった。
『そうだといいんですけど...』